LENSTAR LS900

LenStar

 

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IOL-Master を2002年の8月に使い出して9年を経過しました.白内障患者さんの 95%が計測でき,術後屈折値誤差も,高度近視、高度遠視の患者さんを除けば ±0.5D に85%の患者さんがはいる状況も,IOL-Master のおかげと大変感謝しています.

IOL-Master は1999年に欧米に導入された機械です.改良されてきたとはいえその基本設計は大きくは変わっていません.LENSTARは2008年に欧米で発売され,日本発売は2009年です.約10年遅く開発された機械です.

利点は前房深度,水晶体厚がOLCR(Optical Low-Coherence Reflactometry)で高精度に計測でき,第4世代の計算式が,高精度に使えること

欠点はIOL-Masterに比較して計測できる患者さんの数が少ないことです.

今まで前房深度,水晶体厚を高精度に計測するためには別のAC master のような機械が必要でしたが,IOLパワー計算に必要なすべてのデータがこれ一つで高精度に得られるので,導入することになりました.

測定値がオンラインで HIC SOAP に入力できるのも魅力です.角膜曲率が,径1.6mm, 23.mm 32点で測定できます.

2011年4月の ASCRS では Dr.Hill がLENSTAR を激賞していました.

平成23年8月に導入しました.